【ご報告】2025年度支部総会決議の成立について

過日京都教育大学にて開催した2025年度京都支部総会では、議事については全て承認されましたが、当サイトに報告を掲載する前に再度内容を確認したところ、予算案の一部に誤りが見つかりました。
具体的には、研修会の講師旅費減額分の反映が漏れておりました。遠方からの講師招聘はせず、研修会での発表者を支部会員から募ることにしたためです。

そのため、修正した内容を当サイトの京都支部会員専用ページに掲載し、修正内容についてのご意見を支部会員からお寄せいただくことにしておりました。
掲載後2週間となる6月14日(土)までに反対意見はありませんでしたので、正式に支部総会決議として成立とみなしたことをご報告いたします。

今後も、日本臨床発達心理士会京都支部の活動に、ご理解ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年度 京都支部主催 第1回資格更新研修会「大人の発達障害 ー発達障害における治療と支援ー」実施ご報告

京都支部主催の第1回資格更新研修会は、2025年5月25日(日)に京都教育大学にて実施しました。講師として京都教育大学保健管理センター教授の上床輝久氏をお招きし、「大人の発達障害-発達障害における治療と支援-」というテーマでご講演いただきました。
上床先生は精神科医というお立場で、病院や支援機関で長年の臨床経験をお持ちです。現在は産業医および保健管理医として学生及び職員のメンタルヘルスに携わっていらっしゃいます。また、京都市教育委員会学校サポートチームの委員でもあります。

上床先生は、発達障害に関する基本的な内容から特性を踏まえた支援及び診断・告知・治療までを、大変わかりやすくお話ししてくださいました。特に診断・治療に関して詳しく聞くことができたことは、貴重な学びとなりました。
終了後のアンケートでは、「医療的な診断・治療に関する話を聞くことができて勉強になった」「青年期の姿、治療をイメージすることができた」等の感想が多く寄せられ、医療との連携、将来を見越した支援の重要さを再認識した参加者が多かったことがわかりました。また、「もっと事例を聞きたかった」「機会があれば次は事例についてお話を聞きたい」という感想も見られました。

なお、京都支部第2回の研修会では、本人・家族支援についての話題提供をもとに、グループ討議を行う予定です。日程は11月~1月頃で調整中です。日時・会場が決まりましたら、支部サイトにてすみやかにお知らせいたします。
会員の皆様にとって、これからも実りある研鑽となるように、役員一同励んでいきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

日本臨床発達心理士会京都支部 2025年度総会を開催しました

今年度の総会は5月25日(日)に京都教育大学にて対面開催しました。
2025年4月1日時点で、京都支部の有効会員数は227名、総会成立の定足数は114でした。総会の出席者28名と委任状提出143名の合計171名で、総会は成立しました。

議事については全て承認されましたが、当サイトに報告を掲載する前に再度内容を確認したところ、予算案の一部に誤りが見つかりました。
具体的には、研修会の講師旅費減額分の反映が漏れておりました。遠方からの講師招聘はせず、研修会での発表者を支部会員から募ることにしたためです。

そのため、修正した内容を当サイトの京都支部会員専用ページに掲載いたします。(専用ページの閲覧パスワードは、会員あての一斉配信メールでお知らせします)。
修正内容についてのご意見は、支部メールアドレスまでお寄せください。
なお、この修正内容については、掲載後2週間以内(6月14日(土)まで)に総会員数の4分の1以上の反対がなければ、正式に支部総会決議として成立とみなします。

京都支部2025年度第1回資格更新研修会(5/25開催)のお知らせ

下記の通り、京都支部2025年度第1回資格更新研修会を予定しております。
参加申込の受付は、2025年4月14日(月)からです。どうぞご予定ください。

◆2025年度 京都支部主催 第1回資格更新研修会◆
■研修テーマ:「『大人の発達障害』-発達障害における治療と支援-」
■講師:上床 輝久 氏(京都教育大学保健管理センター 教授)
■会場:京都教育大学(対面開催)
■日時:2025年5月25日(日)14:00~17:10(受付13:00~)
■研修内容:
平成28年の発達障害者支援法の改正により、 ライフステージを通じた切れ目のない支援を実施することが規定された。しかし現状は、医療、保健、福祉、教育、労働、司法等の機関において、ライフステージをまたがっての連携・引継ぎがスムーズに行われているとは言い難い。また、支援者は自身がかかわるライフステージ以外の発達障害当事者の姿を知らないことも多い。
今回の研修会では、精神科専門医として臨床に携わってこられ、また現在は大学の保健管理センターで大学生や教職員といった大人の方を支援しておられる上床輝久先生に「大人の発達障害」についてお話ししていただく。
「大人の発達障害」について理解を深めることによって、他の専門職、他機関等との相互連携の重要性や、各ライフステージの支援者が、日常生活において困難さを抱える人々を支援するうえで必要な知識・技能について考える機会となり、発達の時間軸に沿った支援や理解につながることを期待している。
■ポイント数:1
■参加費:正会員・準会員 500円、非会員(臨床発達心理士)5,500円
■申込受付期間:2025年4月14日(月)~5月7日(水)
■申込方法:一般社団法人臨床発達心理士会セミナーのページからお申し込みください。
支部での申込受付は行いません。
■留意事項:
2025年度会費が未納の方は、研修に参加できません。

なお、研修会に先立って、2025年度支部総会を行います。
総会へのご参加もぜひご予定ください。
◆2025年度支部総会◆
■日時:2025年5月25日(日) 13:00~13:50(受付12:30~)
■会場:京都教育大学(対面開催)
■議題:2024年度活動報告、2024年度決算報告、2025年度活動計画、2025年度予算案他
■ご欠席の場合は、「委任状」の提出をお願いします。
後日「2025年度京都支部総会 委任状提出フォーム」のURLを配信しますので、必要事項を入力してください。配信時期は、5月連休明けを予定しています。

2024年度 京都支部主催 第2回資格更新研修会「新版K式発達検査2020の理解と活用-就学後の事例から」実施ご報告

京都支部主催の第2回資格更新研修会は、2024年10月6日(日)、常磐会学園大学教授の清水里美先生をお招きし、京都ノートルダム女子大学を会場に、無事に開催できましたことをご報告します。

清水先生は、新版K式発達検査の改訂や講習、普及に長年関わってこられた第一人者です。京都支部では、2022年から3年続けて清水先生をお招きし、事例を通して、新版K式発達検査2020の理解と活用について学ぶ研修を行いました。3年続けてとなったのは、清水先生による過去の研修会での出席者の満足度が高く、事例の見立てや支援を考えるうえで大変参考になるという意見や先生の研修の継続を望む声が強く出されていたからです。
これまでは幼児期の事例を中心に研修を行っていましたが、今回は就学後の事例として、小学生と中学生の事例を1つずつ挙げて、数名ずつ15のグループに分かれて、新版K式発達検査2020の検査結果を基に、見立てや支援の方向を検討してもらいました。初めて出会う様々な職場、異なる地域の参加者間でとても活発な議論がなされていました。そして、グループワークでの議論、グループの発表を踏まえて、清水先生からは、検査結果の見立てのポイントや支援の方向性についてアドバイスをいただきました。

参加者による研修後のアンケートでは、「グループワークでは、皆が発言でき、異なる環境で働いている人たちと意見交換ができて大変参考になった」「グループの発表後の清水先生のお話からとても大切な示唆をいただいた」「平素は学齢期前の子どもの支援をしているので、今回の2事例での学びは大変有意義だった」などの感想が寄せられました。

京都支部では、今後も、臨床発達の現場での実践に活かせる研修を企画できるよう、役員一同励んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

発達支援学会第6回大会案内

日本発達支援学会より、以下の通り第6回大会の案内をいただいています。詳細については、学会ホームページをご覧ください。なお、臨床発達心理士資格更新ポイントの付与はありませんので、ご了承ください。

★日本発達支援学会 第6回大会

テーマ「発達支援を評価する―支援者の専門性の向上に向けて―」

●日時:2024月11日2日(土)、3日(日)

●場所:対面会場(仙台市中心部会議室)およびオンライン会場

●講演1:本郷一夫氏(AFL発達支援研究所)「発達支援の評価の枠組み―アクションリサーチ的循環としての評価―」

●講演2:尾崎康子氏(東京経営短期大学)「発達障害児の親への支援のあり方―その現状と課題について―」

●講演3:足立智昭氏(宮城学院女子大学)「大規模自然災害が子どもの発達に与える影響―アウトリーチ活動と文献レビューに基づく考察―」

●講演4:鈴木徹氏(秋田大学)「オーダーメイドの支援に求められること―場面緘黙児とのかかわりを通して―」

●連続講演:鈴木千陽氏(仙台少年鑑別所)「矯正領域における心理アセスメント及び支援について―発達支援の観点から―」、佐藤啓直氏(宮城県さわらび学園)「集団生活を基盤とした個別支援の模索―児童自立支援施設における実践―」

●この他、研究発表も予定しています。

●参加費:一般会員3,000円、一般非会員4,000円、学生会員1,500円、学生非会員2,000円

2024年度 京都支部主催 第1回資格更新研修会「通常学級に在籍する気がかりな子どもたちー幼児期から学齢期の見立てと支援の実際」実施ご報告

京都支部主催の第1回資格更新研修会は、2024年5月26日(日)、京都教育大学教授で同大学の総合教育臨床センター 学びサポート室室長でいらっしゃる小谷裕実先生をお招きし、「通常学級に在籍する気がかりな子どもたち―幼児期から学齢期の見立てと支援の実際」というテーマで、ご講演を行っていただきました。
小谷先生は小児神経科専門医というお立場から、大学生教育だけでなく、発達障害児の診療現場や小学校等の教育現場での支援などで、大変幅広くご活躍されていらっしゃいます。今回の研修会でも「是非小谷先生のお話を伺いたい」と、先生をご存知の教育現場の方々が大勢お見えになりました。また京都府下や近隣の府県からだけでなく、遠方からお越しになった参加者もあり、100人を超える聴衆に会場は大変熱気に包まれました。
小谷先生のお話は、乳幼児期から青年期に至るまで、ライフサイクルの中で子どもたち・青年たちが示す、発達上の課題や支援の方向性を、いくつかの事例も紹介されながら、大変分かりやすく示していただいたもので、特に「通常学級での支援が大切」と強調して、授業改善のヒントにも触れておられたことが印象的でした。また多職種連携の大切さもご指摘されました。
終了後のアンケートでは、「ライフサイクルを広範囲に網羅した研修会は初めてだった」「子どもの支援を行っているが青年期のことも学べてよかった」などの感想が多く寄せられ、発達の長いスパンで子どもを理解し、支援する視点に感銘を受けた参加者が多かったことが分かりました。

京都支部では、次回10月6日の研修会で新版K式発達検査の事例検討を予定しています。これまでは取り上げてこなかった就学後~青年期の事例で、今回に引き続き、まさしくライフサイクルの視点に立って、新版K式を用いた見立てと支援のあり方について考えていく予定です。
会員の皆様にとって、これからも実りある研鑽となるように、役員一同励んでいきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

日本臨床発達心理士会京都支部 2024年度総会を開催しました

今年度の総会は5月26日(日)に京都教育大学にて対面開催しました。
2024年4月1日時点で、京都支部の有効会員数は216名、総会成立の定足数は109でした。総会の出席者35名と委任状提出132名の合計167名で、総会は成立しました。議事については、当サイト支部会員専用ページにて提示の内容の通り、全て承認されましたことをご報告いたします(京都支部会員専用ページの閲覧パスワードは、会員あての一斉配信メールでお知らせします)。
引き続き、支部運営にご理解ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。