大津市より公募情報をいただいています。詳しくは、下記サイトをご覧ください。
2024年度 京都支部主催 第2回資格更新研修会「新版K式発達検査2020の理解と活用-就学後の事例から」実施ご報告
京都支部主催の第2回資格更新研修会は、2024年10月6日(日)、常磐会学園大学教授の清水里美先生をお招きし、京都ノートルダム女子大学を会場に、無事に開催できましたことをご報告します。
清水先生は、新版K式発達検査の改訂や講習、普及に長年関わってこられた第一人者です。京都支部では、2022年から3年続けて清水先生をお招きし、事例を通して、新版K式発達検査2020の理解と活用について学ぶ研修を行いました。3年続けてとなったのは、清水先生による過去の研修会での出席者の満足度が高く、事例の見立てや支援を考えるうえで大変参考になるという意見や先生の研修の継続を望む声が強く出されていたからです。
これまでは幼児期の事例を中心に研修を行っていましたが、今回は就学後の事例として、小学生と中学生の事例を1つずつ挙げて、数名ずつ15のグループに分かれて、新版K式発達検査2020の検査結果を基に、見立てや支援の方向を検討してもらいました。初めて出会う様々な職場、異なる地域の参加者間でとても活発な議論がなされていました。そして、グループワークでの議論、グループの発表を踏まえて、清水先生からは、検査結果の見立てのポイントや支援の方向性についてアドバイスをいただきました。
参加者による研修後のアンケートでは、「グループワークでは、皆が発言でき、異なる環境で働いている人たちと意見交換ができて大変参考になった」「グループの発表後の清水先生のお話からとても大切な示唆をいただいた」「平素は学齢期前の子どもの支援をしているので、今回の2事例での学びは大変有意義だった」などの感想が寄せられました。
京都支部では、今後も、臨床発達の現場での実践に活かせる研修を企画できるよう、役員一同励んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
発達支援学会第6回大会案内
日本発達支援学会より、以下の通り第6回大会の案内をいただいています。詳細については、学会ホームページをご覧ください。なお、臨床発達心理士資格更新ポイントの付与はありませんので、ご了承ください。
★日本発達支援学会 第6回大会
テーマ「発達支援を評価する―支援者の専門性の向上に向けて―」
●日時:2024月11日2日(土)、3日(日)
●場所:対面会場(仙台市中心部会議室)およびオンライン会場
●講演1:本郷一夫氏(AFL発達支援研究所)「発達支援の評価の枠組み―アクションリサーチ的循環としての評価―」
●講演2:尾崎康子氏(東京経営短期大学)「発達障害児の親への支援のあり方―その現状と課題について―」
●講演3:足立智昭氏(宮城学院女子大学)「大規模自然災害が子どもの発達に与える影響―アウトリーチ活動と文献レビューに基づく考察―」
●講演4:鈴木徹氏(秋田大学)「オーダーメイドの支援に求められること―場面緘黙児とのかかわりを通して―」
●連続講演:鈴木千陽氏(仙台少年鑑別所)「矯正領域における心理アセスメント及び支援について―発達支援の観点から―」、佐藤啓直氏(宮城県さわらび学園)「集団生活を基盤とした個別支援の模索―児童自立支援施設における実践―」
●この他、研究発表も予定しています。
●参加費:一般会員3,000円、一般非会員4,000円、学生会員1,500円、学生非会員2,000円
発達相談員(公益社団法人京都市保育園連盟)の募集について
2024年度 京都支部主催 第1回資格更新研修会「通常学級に在籍する気がかりな子どもたちー幼児期から学齢期の見立てと支援の実際」実施ご報告
京都支部主催の第1回資格更新研修会は、2024年5月26日(日)、京都教育大学教授で同大学の総合教育臨床センター 学びサポート室室長でいらっしゃる小谷裕実先生をお招きし、「通常学級に在籍する気がかりな子どもたち―幼児期から学齢期の見立てと支援の実際」というテーマで、ご講演を行っていただきました。
小谷先生は小児神経科専門医というお立場から、大学生教育だけでなく、発達障害児の診療現場や小学校等の教育現場での支援などで、大変幅広くご活躍されていらっしゃいます。今回の研修会でも「是非小谷先生のお話を伺いたい」と、先生をご存知の教育現場の方々が大勢お見えになりました。また京都府下や近隣の府県からだけでなく、遠方からお越しになった参加者もあり、100人を超える聴衆に会場は大変熱気に包まれました。
小谷先生のお話は、乳幼児期から青年期に至るまで、ライフサイクルの中で子どもたち・青年たちが示す、発達上の課題や支援の方向性を、いくつかの事例も紹介されながら、大変分かりやすく示していただいたもので、特に「通常学級での支援が大切」と強調して、授業改善のヒントにも触れておられたことが印象的でした。また多職種連携の大切さもご指摘されました。
終了後のアンケートでは、「ライフサイクルを広範囲に網羅した研修会は初めてだった」「子どもの支援を行っているが青年期のことも学べてよかった」などの感想が多く寄せられ、発達の長いスパンで子どもを理解し、支援する視点に感銘を受けた参加者が多かったことが分かりました。
京都支部では、次回10月6日の研修会で新版K式発達検査の事例検討を予定しています。これまでは取り上げてこなかった就学後~青年期の事例で、今回に引き続き、まさしくライフサイクルの視点に立って、新版K式を用いた見立てと支援のあり方について考えていく予定です。
会員の皆様にとって、これからも実りある研鑽となるように、役員一同励んでいきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
日本臨床発達心理士会京都支部 2024年度総会を開催しました
今年度の総会は5月26日(日)に京都教育大学にて対面開催しました。
2024年4月1日時点で、京都支部の有効会員数は216名、総会成立の定足数は109でした。総会の出席者35名と委任状提出132名の合計167名で、総会は成立しました。議事については、当サイト支部会員専用ページにて提示の内容の通り、全て承認されましたことをご報告いたします(京都支部会員専用ページの閲覧パスワードは、会員あての一斉配信メールでお知らせします)。
引き続き、支部運営にご理解ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
京都支部会員専用ページを更新しました
現在、京都支部会員専用ページには、2024年度京都支部総会に向けて、事前提示資料を掲載しています。
本日、一般社団法人日本臨床発達心理士会(士会本部)からの資料を2点追加しました。
専用ページの閲覧にはパスワードが必要です。
パスワードは、2024年5月13日(月)に京都支部会員あてに一斉配信したメールに記載しておりますので、ご確認ください。
京都支部2024年度第1回資格更新研修会(5/26開催)のお知らせ
下記の通り、京都支部2024年度第1回資格更新研修会を予定しております。
参加申込の受付は、2024年4月15日(月)からです。どうぞご予定ください。
◆2024年度 京都支部主催 第1回資格更新研修会◆
■研修テーマ:「通常学級に在籍する気がかりな子どもたち―幼児期から学齢期の見立てと支援の実際」
■講師:小谷 裕実 氏(京都教育大学 教授)
■会場:京都教育大学(対面開催)
■日時:2024年5月26日(日)14:00~17:10(受付13:00~)
■研修内容:
令和4年、文部科学省は通常学級に在籍する特別な配慮を要する児童生徒が8.8%であると報告し、これに対して、通常の学校では特別支援教育の推進に努めてきた。しかし、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校の児童生徒数は増加の一途を辿り、通常学校では不登校、暴言暴力、学習不振など学校での不適応行動を理由に発達障害を疑われ、医療機関の受診に至る子どもたちが後を絶たない現状がある。本講演では、学齢期までとそれ以降に分け、1)校園における気がかりな幼児児童生徒の発達⽀援のニーズ把握、アセスメントの⽅法について解説し、2)架空事例をもとに他の専⾨職種、他機関等との相互連携を核にした支援の実際、3)保護者・担任・本人との関わりのポイントを教授していただくことで、発達の多様性、具体性、個別性の理解を促進することを目的とする。そして、令和4年7月に京都教育大学に新たに設置された、学びサポート室の取り組みについても伝えていただく。
■ポイント数:1
■参加費:正会員・準会員 500円、非会員(臨床発達心理士)5,500円
■申込受付期間:2024年4月15日(月)~5月7日(火)
■申込方法:一般社団法人臨床発達心理士会セミナーのページからお申し込みください。
支部での申込受付は行いません。
■留意事項:
2024年度会費が未納の方は、研修に参加できません。
なお、研修会に先立って、2024年度支部総会を行います。
総会へのご参加もぜひご予定ください。
◆2024年度支部総会◆
■日時:2024年5月26日(日) 13:00~13:50(受付12:30~)
■会場:京都教育大学(対面開催)
■議題:2023年度活動報告、2023年度決算報告、2024年度活動計画、2024年度予算案他
■ご欠席の場合は、「委任状」の提出をお願いします。
後日「2024年度京都支部総会 委任状提出フォーム」のURLを配信しますので、必要事項を入力してください。配信時期は、5月連休明けを予定しています。
大津市会計年度任用職員(児童生徒等支援心理相談員 児童生徒支援課)の募集について
大津市より公募情報をいただいています。詳しくはファイルをご覧ください。
2023年度 京都支部主催 第2回資格更新研修「新版K式発達検査2020の理解と活用」実施ご報告
京都支部主催の第2回資格更新研修会は、2023年9月24日(日)に平安女学院大学教授の清水里美先生をお招きし、京都教育大学を会場に、無事に開催できましたことをご報告します。
清水先生は新版K式発達検査の改訂や講習に長年関わってこられた、正に新版K式の第一人者の先生です。京都支部では、清水先生から直接、新版K式発達検査2020の理解と活用について学ぶことで、臨床発達心理士としての実践力や深い見識を身に着けられるのではないかと考え、昨年度に引き続き講師をお願いしました。
今回は臨床発達心理士有資格者全体を募集の対象としましたので、京都支部および関西の支部からだけでなく、遠方からも多くの参加者がありました。そして研修は、グループワークを含む、対面開催ならではの方法で行われました。
当日参加者には、4、5名ずつのグループで、新版K式発達検査2020の事例を基に、見立てや支援の方向を検討してもらいましたが、様々な職場、異なる地域の参加者間でとても活発な議論がなされました。そして、グループワークでの議論を踏まえて、清水先生からは、検査結果の見立てのポイントや支援の方向性についてアドバイスをいただきました。
参加者による研修後のアンケートからは、グループワークで様々な立場で活躍している人たちの意見を聞くことができたことや、清水先生から的確な見立てや子どもの育ちを支援する際にどのようなことを大切にしたらよいかを学ぶことができて、大変有意義だったことが分かりました。
京都支部では今後も、明日からの実践に活かせるような実りある研修を企画できるよう、役員一同励んでいきたいと思います。