2023年度 京都支部主催 第2回資格更新研修「新版K式発達検査2020の理解と活用」実施ご報告

京都支部主催の第2回資格更新研修会は、2023年9月24日(日)に平安女学院大学教授の清水里美先生をお招きし、京都教育大学を会場に、無事に開催できましたことをご報告します。

清水先生は新版K式発達検査の改訂や講習に長年関わってこられた、正に新版K式の第一人者の先生です。京都支部では、清水先生から直接、新版K式発達検査2020の理解と活用について学ぶことで、臨床発達心理士としての実践力や深い見識を身に着けられるのではないかと考え、昨年度に引き続き講師をお願いしました。
今回は臨床発達心理士有資格者全体を募集の対象としましたので、京都支部および関西の支部からだけでなく、遠方からも多くの参加者がありました。そして研修は、グループワークを含む、対面開催ならではの方法で行われました。

当日参加者には、4、5名ずつのグループで、新版K式発達検査2020の事例を基に、見立てや支援の方向を検討してもらいましたが、様々な職場、異なる地域の参加者間でとても活発な議論がなされました。そして、グループワークでの議論を踏まえて、清水先生からは、検査結果の見立てのポイントや支援の方向性についてアドバイスをいただきました。

参加者による研修後のアンケートからは、グループワークで様々な立場で活躍している人たちの意見を聞くことができたことや、清水先生から的確な見立てや子どもの育ちを支援する際にどのようなことを大切にしたらよいかを学ぶことができて、大変有意義だったことが分かりました。

京都支部では今後も、明日からの実践に活かせるような実りある研修を企画できるよう、役員一同励んでいきたいと思います。

台風7号に関する支援ニーズの確認

この度の台風7号の影響により、京都府内でも特に北部の地域が大変な状況に見舞われました。会員の皆様にはお困りになっていることはございませんでしょうか。皆さまのご無事を心よりお祈り申し上げます。

現在、日本臨床発達心理士会では、支部会員の皆さまの被災地域における臨床発達心理士としてのニーズを把握するために努めております。被害が落ち着き、日々の生活が徐々に戻りつつある中で、様々な問題や相談が生じてくることが予想されます。もし、会員の皆様が臨床発達心理士として支援を行っている、あるいはケースを確認している等という場合は京都支部事務局までお知らせください。

被災地域の一日も早い復興と、皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

日本臨床発達心理士会京都支部事務局
Eメールアドレス info(アットマーク)jacdpkyoto.org

【重要】支部主催第2回資格更新研修会の日程変更について

9月に予定しております京都支部主催第2回資格更新研修会について、講師の先生のご都合により、以下の通り日程を変更いたします。テーマ、講師、会場、研修時間については、変更はありません。

テーマ:「新版K式発達検査の理解と活用(仮)」
講師:清水里美先生(平安女学院大学)
会場:京都教育大学にて対面開催予定
日程:
【変更前】2023年9月10日(日)13:00~16:10(10分間の休憩を含む)
【変更後】2023年9月24日(日)13:00~16:10(10分間の休憩を含む)

なお、日程の変更に伴い、申込開始日~受付終了日は以下の通りとなります。
申込開始日(京都支部正会員の先行受付):8月21日(月)
先行受付終了日:8月27日(日)
受付終了日:9月11日(月)
2023年 8月21日(月)から京都支部正会員の先行受付を開始します。続いて、8月28日(月)から京都支部正会員以外の会員および非会員の臨床発達心理士の受付を開始します。どの種別も受付終了は9月11日(月)ですが、定員に達した場合は、9月11日より前でも受付を終了します。

一般社団法人臨床発達心理士会 研修会予定のページもご確認ください。

資格更新研修会のポイント発行について

資格更新研修会のポイント発行に関して、新士会移行に伴う変更等がありますのでお知らせします。

◆ポイント発行までの期間
これまで、研修会終了後、数週間~1か月でポイントが発行されていました。
新体制下では、支部から士会への実施報告の後、士会から「臨床発達心理士認定運営機構」へのポイント発行申請が行われるため、現時点ではポイント発行までに研修会終了後2~3か月を要する見込みです。

◆ポイント発行の確認
ポイント発行については、従来通りSOLTIから確認してください。
臨床発達心理士認定運営機構ホームページ > 臨床発達心理士の方へ > 登録情報の照会・更新/各種申請届から「マイページ」にログインします。
「付与履歴」に記載されている研修会に参加したにもかかわらずポイントが付与されていないときは、機構に問い合わせてください。
臨床発達心理士認定運営機構 お問い合わせフォーム

◆資格更新のためのポイント取得の期限
会員が「資格更新」をする場合に、いつまでに必要ポイントをそろえるかという期限についてです。
臨床発達心理士認定運営機構では、10月初旬から資格更新の受付が始まると思われます。
締切は例年1月10日前後ですので、遅くともそれまでに必要数のポイントが付与されていることが必要です。
更新を控えていらっしゃる方は、現在のポイント発行のペースを踏まえ、計画的に必要なポイントを取得しておくことをおすすめします。

2023年度 京都支部主催 第1回資格更新研修会「補助・代替コミュニケーションを用いたことばとコミュニケーションの発達支援~“マカトン法”を中心に~」実施ご報告

京都支部主催の第1回資格更新研修会は、2023年5月28日(日)、奈良大学教授の礒部美也子先生をお招きし、無事、京都教育大学を会場に対面で開催しましたことをご報告します。
2023年度から新法人となった一般社団法人日本臨床発達心理士会のもとで、京都支部が行った最初の記念すべき研修会でした。礒部先生は、障害がある子どもの発達相談や言語・コミュニケーション指導を教育・福祉の領域で長年実践してこられた方です。
今回の研修では、京都支部だけでなく他支部からも参加があり、“マカトン法”を中心に「補助・代替コミュニケーションを用いたことばとコミュニケーションの発達支援」について学びました。そして、礒部先生が実践されてこられた発達支援の実際を、ご講義とビデオ画像、さらにはマカトン法の実技も交えて丁寧に示していただき、参加者にとって、大変有意義な研修となりました。
礒部先生が発達支援を実際にされているビデオ画像からは、子どもたちが楽しく参加できるように、先生が工夫されていた方法も拝見することができ、会場の皆さんは、強い関心を持たれたようでした。最後には、参加者から活発に質問が出され、礒部先生はそれぞれ丁寧に回答してくださいました。3時間の研修を楽しく、また大変実りのあるものにしていただいた礒部先生に感謝いたします。
終了後のアンケートでも、「今日学んだことを明日からの実践に活かしたい」「伝わるコミュニケーションツールを持つことで人と関わる心が育つことを実感できた」などの感想が多く寄せられました。
今年度2回目の研修会は、9月10日に、新版K式発達検査の事例検討を予定しています。会員の皆様にとって、これからも実りある研鑽となるように、役員一同励んでいきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

日本臨床発達心理士会京都支部 2023年度総会を開催しました

今年度の総会は5月28日(日)に久々の対面にて開催しました。
2023年4月1日時点で、京都支部の有効会員数は179名、総会成立の定足数は90でした。総会の出席者25名と委任状提出108名の合計133名で、総会は成立しました。議事については、当サイト支部会員専用ページにて提示の内容の通り、全て承認されましたことをご報告いたします(京都支部会員専用ページの閲覧パスワードは、会員あての一斉配信メールでお知らせします)。
引き続き、支部運営にご理解ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。