2022年度 京都支部主催 第4回資格更新WEB研修会「日本版WISC-Ⅴの理解と活用」実施ご報告

京都支部主催の第4回資格更新研修会は、2023年1月29日(日)に、臨床発達心理士会茨城支部支部長の大六一志先生をお招きし、無事終了しましたことをご報告します。

企画時は対面開催を予定していましたが、1月は新型コロナウイルス(第8波)に加え、インフルエンザの罹患者数も増加していたため、講師の先生、参加者の方々の安全・安心を優先させ、オンライン開催に変更しました。当日は、20名限定で申し込みいただいた他支部の会員の方を含め、多くの方々に参加いただくことができました。
大六先生には、約2年前、WISC-Ⅴ刊行前に「どうなる?WISC-Ⅴ」という題目で研修をしていただきました。今回は、昨年発売され、日本での実施が始まっているWISC-Ⅴについて、より詳しい実践的なお話を伺い、改訂のポイントやWISC-Ⅴの理論的背景、さらには支援の実践にどのように活かしていけるかについて、学ぶことができました。
申込時に参加の方々には、WISC-Ⅴの実践の経験の有無などについても伺いましたが、まだ改訂されたばかりの検査に触れる機会のない方、これから移行をする予定の方も多くおられるようでした。また、使い始めてみて変更点について具体的な疑問のある人もおられました。こうした方々から寄せられた質問について、講演時、大六先生には丁寧に回答していただきました。
講演後、参加者の方々の感想には、「マニュアルを読んだだけでは分からなかったWISC-Ⅴの実施や解釈のポイントがよく分かりました」「Ⅳからの変更点をよく理解することができました」「受検者の主訴にしっかりと応えられるように、今後の実践に活かしていきたいです」などの声が多く寄せられました。新検査移行への道筋をわかりやすく示していただいた講師の大六先生に、深く感謝いたします。

なお、本研修に適正に参加され合言葉を正しく送信された方には、すでにポイントが発行されています。参加された方は、各自SOLTIにてお確かめください。

2023年度からは、新法人となる一般社団法人日本臨床発達心理士会のもとで、京都支部はこれまでの活動を継続します。そして、会員の皆様の研鑽になる研修会の企画・運営を続けて参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。